覚醒剤や薬物は効かない人間もいる

タバコや酒に合う合わないがあるように、

覚醒剤などの薬物も、皆が皆効くわけではありません。

気持ちいいと感じる人もいれば、

その逆に気持ち悪いと感じる人もいます。

これは体質や遺伝的なことも、

もちろんあると思います。

 

 

しかし、一番関係するのはストレスです。

タバコや酒も、ストレスが高ければ高い時ほど、

美味しいと感じたり、酔いが回ったりします。

 

薬物も同じで、心にストレスがかかった状態、

たとえば愛情不足だったり、孤独感だったり、

そういうものが高ければ高いほど、気持ちいいと感じ、

どんどんハマっていってしまいます。

 

逆に、充実している人や、心が豊かな人は、

まず手を出さないでしょうし、

やったとしても気持ちいいとは感じず、

逆に“気持ち悪い”と感じます。

 

私の友人で会社を経営しているT君という人がいるのですが、

その彼は昔から親子関係もよく、社交的で好奇心旺盛、

人付き合いも上手なことから、

現在商売でも成功しているのですが、

その彼から、私が非行に走っていた若かりし頃、

こんな相談をされました。

「裕太郎、頼む、一回だけ人生経験のために、

シャブってどんなものなのかやってみたいんだけど、いい?」

 

私の当時の友人の中で唯一の真面目な友達だったため

即座に断ったのですが、何度も懇願され、根負けし、

一回だけという条件で彼の腕に注射をしたのです。

 

しかし驚いたことに、彼の場合は、

気持ちいいという反応とは真逆の反応だったのです。

体は重くなって怠だるくなり、数日間不眠状態に陥ったことから、

もう二度とやりたくない、というほどつらい経験だったようです。

 

このように、

誰もが中毒に陥ってしまうわけではなく、

気持ちいいと感じなければ、当然、酒やタバコと同じように、

自分には合わないと感じる人もいるのです。

 

逆に、心に孤独感やストレスを抱えていたり、

愛情不足で育った人ほど、自分を大事にできず、

簡単に手を出し、常習化していくのです。

 

 

Posted by staff